(豚骨 その44~84)

○ 「ご当地麺巡り 横浜とんこつ家系ラーメン」(ヤマダイ)


 ご当地ラーメンの食べ比べといったコンセプトなのかはわかりませんが、間違いなくご当地でしか味わうことができないラーメンがカップ麺となって登場しました。

 今回は横浜とんこつ家系ラーメンということで、家系とは吉村家を源流とした横浜のラーメンを称するのですが、その味わいが忠実に再現されているのか気になります。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープを入れてしっかりと溶けるようにかき混ぜてから、液体スープを入れてさらにかき混ぜ、最後に焼きのりを添えれば完成です。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨特有の臭みというのを抑えているような感じなのですんなりと入ってきて、とろっとした食感と塩加減の絶妙さがとても良いです。

 具はチャーシュー、ホウレンソウ、焼き海苔、長ネギの4種類。チャーシューは薄めの味付けなのでスープと一緒にいただくと美味しく焼き海苔は風味が良い感じです。

 麺はノンフライで太めのちぢれ麺となっており、最初は豚骨スープに合わないのかと思ったのですが滑らかで喉越しの良い食感とスープの絡み具合がそう思わせません。

 主張しすぎない豚骨の風味と味わいの良さがあるスープと太めのちぢれ麺のコラボを堪能することができる一品。豚骨の本場である九州とは違った味わいを楽しめます。




















○ 「濃厚 熊本の味 黒マー油 とんこつ Wチャーシュー入り」(サンヨー食品)


 九州といえば豚骨ラーメンなのですが同じ豚骨ラーメンでも様々な種類があります。熊本の豚骨ラーメンは黒マーユ入りということでそれを再現したカップ麺の登場です。

 とんこつスープにからんだ焦がしニンニク油が濃厚に香ります。といったことが書いてありました。濃いめの味付けが好きな男子にはたまらない旨さになっていそうです。

 お湯を入れて2分、蓋を開けて麺をしっかりとほぐしてから特製スープを入れてスープが溶けるまでかき混ぜ、最後に液体スープを入れてさらにかき混ぜれば完成です。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨特有の風味と黒マーユの甘さと風味が口一杯に広がってくるとともに、どろっとしたのがよく解るくらいに濃厚な口当たりです。

 具はチャーシュー、キクラゲ、ガーリック、長ネギの4種類となっており、チャーシューは2枚入っているのが嬉しく味わいのあるタレで漬け込まれているので旨いです。

 麺は豚骨スープによく合う細めとなっており、気持ちちぢれているような感じなのでスープがしっかりと絡み、芯の強さが抜群となっているので喉越しがとても良いです。

 黒マーユとガーリック、そして豚骨エキスの風味が満載なスープと細めの麺の組み合わせがとても心地良い一品。チャーシューも他では味わえないメチャうまでした。




















○ 「十勝 太麺 濃厚 白とんこつ味ラーメン」(とかち麺工房)


 太麺ブームに乗っかってこれまでに数々のスープとともに舌を楽しませてくれた十勝太麺シリーズに新たなスープが加わりました。その名も白とんこつ味ラーメンです。

 このシリーズの特徴はなんといっても北海道産小麦を100%使用した麺なのですが、その麺とスープの相性の良さがどのような感じなのかが気になるところですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。見た感じよりも豚骨特有の香りはしてこないといった感じでニンニクの風味が少ししてきます。

 早速、スープを一口いただきます。最初にラードの滑らかさを感じ、その後に豚骨エキスのクリーミーな味わいが追いかけてきて、癖の無い塩味がなかなか美味しいです。

 具はチャーシュー、キクラゲ、長ネギの3種類となっており、チャーシューはスープを邪魔しない薄めの味付けでキクラゲは細めなのですがコリッとした食感があります。

 麺はとかち麺工房ならではの氷結乾燥ノンフライ麺となっており、太くて角ばっているので喉越しの良さとモチモチ感を楽しむことができ塩味も染みていて美味しいです。

 癖が少なくキレのある塩味の濃厚豚骨スープと食感が素晴らしい麺のコラボを心地良く堪能することができる一品。太麺と豚骨スープの組み合わせもなかなか良いです。



















○ 「札幌の名店 men-eiji 魚介豚骨醤油味」(マルちゃん)


 マルちゃんとサークルケーサンクスの共同企画として札幌のラーメン店の一杯を忠実に再現していますが、今回はmen-eijiの魚介豚骨醤油味の登場です。

 2006年に札幌市豊平区平岸に開店したということですが地元の人間でも知らない人が多いです。しかし、このように商品化されるということは味は確かなのでしょう。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト具材を乗せれば完成。豚骨特有の香りよりも魚介の心落ち着くような香りがしてきました。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に魚介の風味が広がるとともに甘さを感じ、豚骨の臭みとかは全く感じないのでとても飲みやすいものとなっています。

 具は豚肉、メンマ、タマネギ、長ネギの4種類。豚肉はレトルトということで脂身のジューシーさや肉本来の旨みを感じることができ、タマネギは隠し味的な存在です。

 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、しっかりとしたコシの強さがあるので喉越しの良さを楽しむことができ、サッパリとした味わいなのでスープに合いますね。

 魚介の風味がしっかりと効いている豚骨醤油味のスープと本格的な豚肉の美味しさが心に残るような一品。豚骨の臭みが抑えられているので誰でも美味しくいただけます。




















○ 「本気盛 準優勝 麺家うえだ 豚骨醤油味 焦がし風特濃」(マルちゃん)


 本気盛と書いてマジモリと読むこのシリーズもお馴染みとなってきましたが、最強の次世代ラーメン決定戦の優勝と準優勝の味を再現するのもお馴染みとなってきました。

 今回は第3回の準優勝である麺家うえだの豚骨醤油味焦がし風特濃ということです。延べ97万票が選びだした双頭のうちの1つの味わいとはどんな感じなのでしょうか。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨ならではの香りがしてくるのですが控えめといった感じで、焦げた香りがなかなか良いですね。

 早速、スープを一口いただきます。舌の上に絡みつくくらいにとろみがあり、醤油の味付けが強いのですが豚骨のまろやかさと焦げた感じが絶妙な調和を再現しています。

 具は豚肉、キャベツ、ニンニク、長ネギの4種類となっており、豚肉は噛むほどに豚ならではの風味の良さがあり、ニンニクはスープによく合う風味の良さがあります。

 麺はスナック麺タイプを厚めにしたような感じになっているので柔らかいようでモチモチ感があり、濃厚スープがよく絡むとともにボリュームもあるのでお腹も満足です。

 食べるスープという表現でもおかしくないくらいに濃厚でいて焦がした風味が良い感じとなっているスープが魅力的な一品。さすが、準優勝を獲得するだけの一杯です。





















○ 「十勝 太麺 味噌とんこつ味ラーメン」(とかち麺工房)


 北海道産小麦を100%使用することによって味わいの良さを演出し、さらに太麺で麺の特長を表現していることでお馴染みとなってきた十勝太麺シリーズの登場です。

 今回は味噌とんこつ味ラーメンということで味噌は北海道醸造みそを使用しているとのことです。スープも麺も北海道産ということで間違いなく美味しそうな気がします。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌の風味とともに生姜の良い香りも漂ってくるといった感じで身体が温まりそうです。

 早速、スープを一口いただきます。香り同様に真っ先に生姜の風味が口一杯に広がるとともに濃厚な豚骨エキスと濃いめの味噌味が伝わり、ピリッとした辛さもあります。

 具はチャーシュー、メンマ、長ネギの3種類となっており、チャーシューはスープと正反対で薄めの味付けとなっており、メンマはシャキッとした食感と風味が良いです。

 麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと太麺特有の喉越しの良さを楽しむことができ、麺そのものの美味しさというのを噛むほどに解る感じがします。

 生姜の風味がしっかりと効いている濃厚味噌スープとガッツリと味わいのある麺のコラボを楽しむことができる一品。スープの濃さに負けない麺の存在感はバッチリです。




















○ 「でかまる ど豚骨ラーメン」(マルちゃん)


 うまくてお腹も満足するくらいの大盛りカップ麺としてお馴染みとなっているでかまるシリーズから、豚骨の醍醐味を堪能することができそうな一杯が登場しました。

 その名もど豚骨ラーメンということで、ポークをふんだんに使用した濃厚とんこつ味とのことです。豚骨の風味と味わいがどのくらい表現されているのか楽しみですね。

 お湯を入れて4分、粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りがしっかりと漂ってくるので豚骨好きにはたまらない感じだと思います。

 早速、スープを一口いただきます。舌でスープの感触が解るくらいに濃厚な味わいとなっており、豚骨エキスの風味というのも口一杯に広がってくるので美味しいです。

 具は豚肉、キクラゲ、長ネギの3種類となっており、豚肉は豚骨の風味が絡んでいるので豚肉の旨味というのを十分に味わうことができ、キクラゲは食感が良い感じです。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りで外側が柔らかで中はモチモチといった食感となっており、ボリュームは十分なくらいにあります。

 豚骨エキスの風味と味わいの良さをしっかりと堪能することができるとともに、お腹も一杯になることができる一品。豚骨好きは迷わず食べた方が良いと思います。





















○ 「スーパーカップ 濃厚魚介とんこつ」(エースコック)


 美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップのコンビニ限定三つ星シリーズから、超うま濃厚スープの濃厚魚介とんこつの登場です。

 うまさの秘訣として荒削り煮干しと蒸気抽出ラードが合わさっているとのことです。三つ星と言い切るくらいに自信のあるスープの味わいはどんな感じになっているのか。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後にふりかけをかければ完成。本格的な豚骨の香りが漂うとともに魚介の香りもしてきました。

 早速、スープを一口いただきます。存在を舌で確認することができるくらいのとろみがあり、濃厚な豚骨エキスの味わいを堪能することができ、魚介の味わいも良いです。

 具はチャーシュー、メンマ、長ネギの3種類となっており、チャーシューは薄くて薄味なのですがスープによく合う味わいで、メンマは食感と独特の風味が良い感じです。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、スーパーカップならではのうまミスト仕立ての3Dめんということで麺自体に味わいがあり喉越しも良いですね。

 豚骨と魚介の風味がビッチリと詰まっている濃厚スープと食感と旨みのある麺のコラボを心地よく楽しむことができる一品。さすが三つ星と名乗るだけの美味しさです。




















○ 「うまいぜベイビー なんつッ亭」(日清)


 臭みの無いクリーミーな豚骨スープと自家製黒マー油の組み合わせで関東地域で人気ラーメン店となったなんつッ亭の一杯がカップ麺となって再現されました。

 「うまいぜベイビー」というのがお客さまへの最大の表現ということで少しやんちゃな店主が手がけた一杯となっています。その店主の自信の一杯とはどんな感じなのか。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクとゴマの風味が効いている黒マーユの香りが漂ってきました。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に黒マーユの風味が広がってくるとともに、クリーミーな豚骨エキスを心地よく堪能できる美味しさとなっています。
 
 具はチャーシュー、長ネギの2種類となっており、チャーシューは大きめとなっていて脂身のジューシーさも味わうことができ、長ネギはスープに欠かせない存在感です。

 麺は滑らかな舌触りと芯の強さがあるので麺をすすった時の食感がとても良く、麺自体の風味が強くないのでマイルドでクリーミーなスープが活かされている感じですね。

 黒マーユの風味の良さと豚骨エキスの旨みがしっかりと詰まっているのにとても飲みやすいスープが印象的な一品。豚骨スープが苦手だという人にも受け入れやすいです。





















○ 「ハリガネ ~ネギとんこつ味~」(マルちゃん)


 湯戻し時間がたった1分と短いのでハリガネのような硬さのある麺でお馴染みとなっているハリガネシリーズから、その麺に合うようなネギとんこつ味の登場です。

 ネギがタップリと入っている豚骨ラーメンといえば博多ラーメンが真っ先に頭に浮かびます。細くて硬い麺も博多ラーメンに多いので、それをイメージしていただきます。

 お湯を入れて1分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な豚骨スープの香りが漂ってくるとともに、たっぷりと入っている長ネギが彩り豊かです。

 早速、スープを一口いただきます。口に入れた瞬間に豚のエキスが広がってくるのがよく解りとろみがあるというのが伝わってくるのですが後味はサッパリとしています。

 具は挽肉、ゴマ、長ネギの3種類となっており、挽肉は思ったよりも肉の旨みが詰まっており、ゴマは噛むほどに風味が広がり、長ネギはスープによく合う美味しさです。

 麺はノーマルタイプのちぢれ麺となっており、細麺ということで1分という短い湯戻し時間でも成立していて、喉越しの良さは豚骨スープにピッタリといった感じです。

 本格的な風味が漂う豚骨スープと硬くて細めの麺のコラボを心地よく堪能することができる一品。博多ラーメンを思い出すような風味と食感をたった1分で楽しめます。



















(豚骨 その45)から先はこちらです






































© Rakuten Group, Inc.